午後4時43分頃、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震がありました。
高知県内では宿毛市で震度3を観測し、県内沿岸部全域に津波注意報が出ています。

気象庁は南海トラフ巨大地震につながるか調査を開始しています。

8日午後4時43分ごろ、日向灘を震源とする深さ30キロマグニチュード7.1の地震がありました。この地震で宿毛市で震度3を観測しています。また、黒潮町、安芸市、高知市、南国市で震度2、 またこのほか22市町村で震度1を観測しています。

この地震で高知県内には津波注意報が出ています。土佐清水市では午後5時22分に0.2メートルの津波を観測。また、室戸市で午後5時42分に0.1メートルの津波を観測しました。このほかの地域でも津波到達予想時刻を過ぎています。沿岸部の方は十分注意してください。決して海には近づかないでください。

気象庁は8日午後5時30分から南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催しました。南海トラフ地震との関連について初めての調査となります。

県内では午後5時50分時点で、17市町村に避難指示が出ています。

指示が出ているのは土佐市、須崎市、芸西村、香南市、田野町、奈半利町、高知市、四万十市、土佐清水市、 安芸市、安田町、宿毛市、南国市、室戸市、黒潮町、四万十町、中土佐町です。

今回の地震で南国市や宿毛市、土佐清水市、香南市、香美市、大月町に災害対策本部が設置されました。

また、東洋町、室戸市などでは防災行政無線やエリアメールで沿岸部に近づかないよう注意を呼び掛けています。

県庁では8日午後5時40分に職員が集まり危機管理連絡員会議を開きました。

南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。

この地震により須崎市の市営バスは午後5時25分から運行を中止しています。