専門家に聞く「南海トラフ地震が発生したら熊本は?」 もし避難の際に持っていくもの
「南海トラフ地震臨時情報 調査中」は、南海トラフの想定震源域、またはその周辺でマグニチュード6.8以上の地震が発生した時に発表されます。
南海トラフ巨大地震の想定震源域で規模の大きな地震が発生した場合、有識者から構成される「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」が開催されます。
ここで巨大地震との関連性を緊急に議論・評価するとしていて、最短で2時間後に2回目の臨時情報が発表され、その後記者会見が行われることになります。
専門家に聞く 今回の地震は
今回の地震について、地震工学が専門で九州大学名誉教授の松田泰治さんに聞きました。
■九州大学 松田泰治名誉教授
「地震発生直後は心配したが、マグニチュードは大きくなかった。熊本地震本震の約半分だった。心配されている南海トラフ巨大地震の場合、熊本は少し距離が離れているので直接津波の被害はないが、回ってくるものはある。直接ではなくても、もっと激しいものがくると思われる。今回の地震を注意喚起ととらえるるといいのではないか」
もし避難となった時に持っていくもの
(畑中香保里キャスター)
熊本地震の時には、最初の揺れより大きな地震がその後、発生しました。今後しばらくは地震が続く可能性があるため注意が必要です。もし避難となった場合は必要なものは自分で持っていく必要があります。持っていくものをおさらいします。
飲料水、食糧、衣類、タオルオムツや生理用品もお持ちください。
マスクや体温計、消毒液などの衛生用品。常備薬、お薬手帳、母子手帳、マタニティマーク。
現金、スマートフォンの充電器、アイマスクや不安を抱えるお子さんのためのおもちゃなどを両手の空くリュックに入れて避難の準備をしてください。
また、熱中症への対策も忘れないようにお願いします。