今年5月、熊本県北の中学校で女子トイレに小型カメラが設置されているのが見つかりました。学校は7日夜に開いた保護者説明会でカメラは生徒が設置したものだったと説明しました。

保護者説明会を開いたのは、熊本県北にある中学校です。この中学校では今年5月下旬、女子トイレの個室に小型カメラが入れられたティッシュ箱が置かれているのを生徒が発見し、警察に通報していました。

説明会に参加した保護者などによりますと、学校は、警察の捜査の結果、カメラは生徒が設置したものだったことがわかったと報告しました。設置した生徒の人数や性別は公表しませんでしたが、トイレを利用する女子生徒の姿は映っておらず、画像の流出などはなかったと説明しました。

一方、地元の教育委員会はKKTの取材に対し、カメラに生徒数人が映っていたとして、複数の生徒が設置に関わった可能性を示唆しました。

警察はカメラを設置した生徒への処分について明らかにしていません。学校は、生徒の心のケアに努めると説明しましたが、保護者からは不安の声が上がったということです。