特殊詐欺の被害が相次いでいます。

高知県警は7月、県内の男女2人があわせて39万円をだまし取られたと発表しました。

県警によりますと7月8日、高知市内に住む70代女性の携帯電話に「＋1」からはじまる電話番号でNTTファイナンスの職員を名乗る男から電話がありました。
「携帯電話に関するサービスの支払いが滞っていて、滞納分30万円を支払ってもらう必要がある」などと言われました。
女性が心当たりがないと伝えると「あなた以外が登録していたのであれば、手続きを済ませて1週間以内に30万円は返金する」と言われ、女性は近所のATMで指定された個人口座に30万円を振り込み、だまし取られました。

また17日、今年2件目となる交際あっせん詐欺が発生しました。
高知市に住む30代の男性が出会い系サイトを通じて知り合った女性から「女性を紹介する」「紹介料として電子マネーを購入してもらう必要がある」などと言われ、コンビニで電子マネー9万円分を購入しましたが女性を紹介されなかったもので9万円だまし取られました。

今年の特殊詐欺被害はこれで22件となり被害額は1億4153万円に上っていて、県警は顔を知らない相手とのお金のやり取りはしないよう注意を呼びかけています。