高知県佐川町の観光農園ではまもなくリンゴ狩りのシーズンが始まります。
井出一崇アナウンサーが園のスタッフにおいしい実の選び方などを教わりながら一足先にリンゴ狩りを体験しました。

■井出一崇アナウンサー
「果物がおいしい季節になりました。ここ佐川町では赤い果物をお腹いっぱい食べられるんです」

旬の味覚を求めてやってきたのは佐川町の土本観光果樹園です。土本観光果樹園の代表・土本誠さんによると、ここ土本観光果樹園では9月から11月にかけてナシ狩りやリンゴ狩りを楽しむことができます。

ナシ狩りはもう終了しましたが、これからはリンゴのシーズン。リンゴのエリアはサッカーコート一面分ほどの広さがあり、11月1日からは「ふじりんご」と呼ばれる品種のリンゴ狩りが体験できます。大人1人900円で食べ放題です。

■土本観光果樹園代表・土本誠さん
「黄色い実が多い。リンゴは赤のイメージあると思うが、熟した実は黄色寒暖差で赤くなる」

おいしいリンゴの見分け方は地肌が黄色い実を選ぶこと。土本さんによりますとリンゴの赤色は寒暖差などで色づくもので、熟れたら実は黄色くなるということです。

園では、防虫などの対策で1つ1つのリンゴに袋をかけていますが、実が黄色く熟れたら赤く色づくように袋をとるそうです。取材した日はまだ袋をかけている状態のものが多くありました。

少し赤くなってきたリンゴをもぎとっていただきました。
土本さんが育てる「ふじりんご」は皮が薄いため食べやすく甘さは糖度15度前後だそうです。ジューシーな実を丸かじりで味わうことができます。

■土本誠さん
「今年は栽培が難しかった。ただ甘くできてる」

土本さんは化学肥料などを使わない有機栽培にこだわっていて手間暇かけて作るリンゴやナシを使いジャムやドレッシング、ポン酢などの加工品も手がけています。

佐川町の土本観光果樹園のリンゴ狩りは電話で予約を受け付けていて入園料は中学生以上が900円、小学生は600円です。園内のリンゴは食べ放題で1キロ850円で持ち帰りもできます。秋の味覚をお腹いっぱい味わってみてはいかがでしょうか。