豊臣秀吉の正妻「ねね」 ゆかりの品々が一堂に 企画展
戦国時代に天下統一を果した天下人、豊臣秀吉の正妻「ねね」ゆかりの品々を一堂に集めた企画展が岡山市で開かれています。
ふんだんな金粉が使われた豪華な蒔絵で、桐と菊の紋があしらわれた風呂桶や、五穀豊穣を願うとされる雷など縁起物の紋様が描かれた足を洗うための桶。どちらの桶も豊臣秀吉の正妻、ねねが使ったと伝わっています。
岡山シティミュージアムには没後400年の節目に合わせ、ねねやその兄が初代藩主を務めた備中足守藩、木下家ゆかりの110点を展示しています。
注目は秀吉が使っていたとされる金の鳳凰の描かれた硯箱。ねねが木下家に送ったと伝わっています。秀吉を支えたねねだけでなく、岡山の地で明治まで藩を存続させた木下家へ思いをはせられる企画展は、10月14日まで開かれています。