衆議院選挙について、元日の地震と先月の豪雨で大きな被害を受けた石川県の輪島市と珠洲市は、道路事情が悪いことなどから、当日の投票時間を短縮することを決めました。

輪島市や珠洲市では、地震や豪雨によっていたるところで道路の亀裂や土砂が残っています。

こうしたことから、輪島市と珠洲市の選挙管理委員会では、暗くなる夕方以降に投票所に足を運ぶことは危険だとし、投票時間を短縮することを決めました。

豪雨被害の大きい輪島市七浦地区や町野地区では、投票は午前9時から午後5時まで。そのほかの投票所は午前7時からで、市役所が午後6時まで、それ以外は午後5時までとし、18か所全ての投票所の時間を短縮します。

輪島市選挙管理委員会・坂本修書記長「道路事情が悪い所がありますので、投票所に行かれる際は足元に注意しながら、安全確保しながら投票してほしい。選挙当日、天候も読めないので、できるかぎり期日前投票を利用していただきたい」

一方、珠洲市では建物が被災して使えないことなどから、投票所を19か所から10か所に集約します。

全ての投票所で投票時間を短縮し、大谷地区が午前9時から午後4時まで、そのほかが午前7時から午後6時までとすることにしています。