伊能忠敬の地図作り 小学生が学ぶ
江戸時代の測量家、伊能忠敬の地図作りを学ぼうと、津山市の小学生が、およそ200年前の当時の方法で測量を体験しました。
測量体験に臨んだのは、津山市の誠道小学校の6年生13人で、幕府の事業であることを知らせる「御用旗」を先頭に、学校を出発しました。
今日の授業は、江戸時代に日本地図を完成させた伊能忠敬の測量体験。測量隊が測ったとされる学校近くの旧出雲街道では、地域の歴史家の指導を受けながら「梵天」と呼ばれる棒を立てて、その間の距離を目印のついた縄で測りました。また歩幅で測量する「歩測」にも挑戦しながら、目的地点までの、およそ410メートルを測りました。
日本の歴史上初めて、科学的な測量を全国で行い、正確な日本地図を作り上げた、伊能忠敬。一歩一歩地道な作業を体験した児童達は、その苦労と偉業に思いをはせていました。
最終更新日:2024年11月29日 18:54