大規模災害時の本部移転訓練 岡山西警察署 庁舎機能喪失を想定
大規模な災害で警察署の庁舎が使えなくなったことを想定し、岡山西警察署が、災害対策本部の機能を別の施設に移し、有事に対応する訓練を行いました。
訓練は大雨で河川が増水する中、岡山市でも震度6強の南海トラフ地震が発生し、警察庁舎が使えなくなったという想定で始まりました。
岡山県警は、大規模災害時に庁舎が使えなくなった場合に、被災の可能性が低い民間施設などを災害警備本部として活用する協定を結んでいて、岡山西署は同じ北区にある大学を拠点とする事にしています。
この日の訓練では、本部設営までの手順確認の他、能登半島地震の現場でも安否確認や救助活動で活用した、携帯電話回線を使った映像や音声の伝送システムの動作確認なども行いました。
(岡山西警察署 重見宏知警備課長)「(大規模災害が)いつ発生するか分からない。これらにしっかり対応するためには、日頃から訓練を実施して災害対処能力の向上に務めていく。」
県警は今後も、いざという時に向けて関係機関との連携を強めていくとしています。