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芸備線の存廃議論「対話を」 JR西日本岡山支社 林秀樹新支社長会見

2024年6月28日 18:57
芸備線の存廃議論「対話を」 JR西日本岡山支社 林秀樹新支社長会見

 JR西日本岡山支社の新しい支社長が28日、就任後初めての会見に臨み、赤字ローカル線の存廃を協議する「再構築協議会」について、地域の交通ニーズや議論の過程を重視する考えを示しました。

(JR西日本岡山支社 林秀樹支社長)「最も地域交通に求めている機能は何なのか、皆さんはどういう生活の仕方が出来たら一番便利なのか。」

 6月19日付で就任した、林秀樹新支社長は54歳。岡山支社で6年間輸送課長と人事課長を務めました。

 林支社長は岡山県北のJR芸備線の存廃議論について「地域のニーズを把握し丁寧なプロセス」を重視する考えを強調しました。その上で、関係自治体と話し合う「再構築協議会」は「鉄道がいいのかバスがいいのかという所からスタートする議論ではない」とし、対話を呼びかけました。

 また、今年9月に開幕する「森の芸術祭」を県北部に客を呼び込むチャンスと捉え、「鉄道の可能性をまだまだ探っていくステージ」との考えも示しました。

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