備前市の大リーグ「野球応援ツアー」中止求め監査請求

　岡山県備前市が8月に予定しているアメリカ・ロサンゼルスへの「野球応援ツアー」について、住民有志が2日、中止を求める監査請求を行いました。

　監査請求を行ったのは、備前市のロサンゼルス野球応援ツアーに反対する市民22人です。備前市は8月、市内の中高生200人を対象に、市出身の山本由伸投手が所属する大リーグロサンゼルス・ドジャースを応援する3泊5日のツアーを市の負担で計画しています。

　請求によりますと住民側は、募集人数の200人に299人が応募し「参加出来る人と出来ない人の差別」が生じること。更に、職員の旅費が追加され「政策決定が不透明」だとして、予算の差し止めを求めています。

　備前市は「子ども達が夢を持つきっかけとなる様、予定通り行う。」としています。その上で、ツアーの費用をクラウドファンディングで募り、野球観戦にとどまらない様、現地で研修も行うとしています。