吉備中央町PFAS問題 住民説明会 血液検査の結果受け
一昨年(2023年)、岡山県吉備中央町の浄水場から、国の基準値を超える有害な化合物「PFAS」が検出された問題で、町は昨日(16日)、血液検査の結果に関する住民説明会を行いました。
この問題を巡って吉備中央町は、去年(2024年)11月から12月にかけて、2歳以上の住民など709人にPFASの血中濃度を検査。8割以上が、アメリカで示された健康リスクが高まる指標を超えた事などが分かっています。
昨日の住民への説明会では、浄水場の水を飲んだ地区の住民と、飲んでいない住民との比較結果が報告され、その結果、飲んだ人はPFASの一種であるPFOAの数値が、飲んでいない人の52倍余りだったということです。
町は今後、血中濃度と疾病の関連の分析を進めると共に、後期高齢者の無料健診などを来年度も実施する予定です。
最終更新日:2025年2月17日 12:00