×

13年前の生徒自殺受け…岡山県立学校の校長対象に「再発防止策」の説明会

2025年2月10日 17:30
13年前の生徒自殺受け…岡山県立学校の校長対象に「再発防止策」の説明会

13年前、岡山市の高校で生徒が部活動でしっ責され自殺した問題です。

きょう、県教育委員会は県立学校の校長を対象に
再発防止策の説明会を開きました。

2012年、岡山県立岡山操山高校で野球部のマネージャーだった
2年生の男子生徒が監督の激しいしっ責を受けた後、自殺しました。

県教委は、先月、
遺族や第三者委員会の意見を踏まえた最終の再発防止策を公表、
新年度から県立学校で運用することを明らかにしていました。

運用に先立ち開かれたきょうの説明会には
高校や支援学校などの校長、およそ70人が出席。

県教委の担当者は遺族の意向を踏まえ、
ハラスメントの防止を図る教員向けのハンドブックに今回の事例を多く載せたこと。

また、懲戒処分の指針に「不適切な指導」の項目を新たに設け
悪質な場合は免職とすることなどを説明しました。

県教委は来年2月に再発防止の取り組み状況や教職員の意識の調査などを行い、
効果を検証する方針です。

最終更新日:2025年2月10日 19:21