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地震・津波被害の検討委員会 香川県「帰省客や観光客が多い場面での想定も」

2024年12月20日 18:36
地震・津波被害の検討委員会 香川県「帰省客や観光客が多い場面での想定も」

 南海トラフ地震に備え、被害の想定を見直す香川県の検討委員会が今日(20日)開かれ、帰省客や観光客が多い場面での想定も、新たに検討する方針が示されました。

 国は南海トラフ地震の被害想定の見直しを進めていて、香川県でも今年7月から見直しを検討しています。県と専門家による検討委員会の3回目の会合が県庁で開かれ、県の担当者が、被害想定の場面や項目などを説明しました。

 想定する場面は、従来の「冬の深夜」「夏の昼」「冬の夕方」での発生に加えて、元日の能登半島地震を踏まえ、正月やゴールデンウイークなど帰省客や観光客が多い場面も検討するとしています。

 これに対し専門家から「帰省や観光も季節に応じた状況予測が重要」「多くの人が訪れるイベントなど特殊な状況での想定も必要ではないか」などの意見が出されました。

 県は国の想定をもとにした新たな被害想定を、来年(2025年)7月をめどにとりまとめる方針です。

最終更新日:2024年12月20日 18:36
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