甲山寺(善通寺市)境内 国の史跡 香川県の「讃岐遍路道」に追加指定へ
国の史跡、香川県の「讃岐遍路道」に、新たに善通寺市の甲山寺境内が追加指定されることになりました。
追加指定されたのは、善通寺市の四国霊場第七十四番札所、甲山寺境内です。
江戸時代中期に建てられた本堂には、平安時代から伝わる薬師如来坐像などがあり、すぐ隣には弘法大師像を安置した大師堂が並んでいます。これらは江戸時代に庶民の間で盛んになった、四国遍路の歴史を色濃く残しているとして、今回、背後の山の一部を含めた境内およそ1万平方メートルが追加指定されました。
国の史跡「讃岐遍路道」には、既に善通寺境内など県内の5か所が指定されていて、県では四国遍路の世界遺産登録に向けて後押しになるとしています。
最終更新日:2024年12月20日 18:45