「特定利用港湾」高松港　今年度の利用計画提示

　「特定利用港湾」に指定された高松港の利用を巡って、国から今年度の計画が示され、現時点で新たに追加となる訓練などの予定は無いとしています。

　「特定利用空港・港湾」は、防衛力強化の一環で、自衛隊や海上保安庁が平時から訓練などに円滑に利用出来る様、国が今年4月、全国16の空港と港を指定しています。この内、香川県内では高松港が指定されたことから、訓練などの今年度の計画について、国と県が話し合う非公開の会合が9日、オンラインで開かれました。

　県によりますと、国から示された計画には、毎年、高松海上保安部などが行っているテロ対策訓練や巡視艇などの一般公開が盛り込まれていましたが、新たに追加となる訓練などの予定は無かったということです。

　会合の中で県は港の利用は民間が優先であることを確認した他、計画に変更がある場合は速やかに連絡する様、要望したとしています。