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【特別国会召集】静岡県内関連議員も決意新たに登院…首班指名選から11日夜には第2次石破内閣発足へ

2024年11月11日 17:25
【特別国会召集】静岡県内関連議員も決意新たに登院…首班指名選から11日夜には第2次石破内閣発足へ

11日朝の国会議事堂…。特別国会初日、入口には、全国から多くの報道陣が集まっていました。そして、午前8時になると門が開き、10月の衆院選で当選を果たした議員たちが続々と正門をくぐりました。初当選したこの人も、その1人。静岡2区から出馬し比例復活した立憲民主党の鈴木岳幸議員です。

(立憲民主党 鈴木 岳幸 議員)
「正門をくぐった時。身の引き締まる思い、率直にうれしい という気持ち」「これからしっかり身を律して、みなさまの期待にこたえられるような政策を作り上げていきたい」

静岡4区で自民党の深沢議員との激戦を制した国民民主党の田中健議員。初めて小選挙区で勝利しての登院となりました。

(国民民主党 田中 健 衆院議員)
「前回は比例ということでありましたけれど、今回は小選挙区でということで、身の引き締まる思いです。多くの期待とともに大きな責任 を負ったということで、気を引き締めて頑張っていきたいと思う」「少しでも期待にこたえられるように、特に103万円の壁については、早期の実現を目指していきたい」

政治とカネの問題に揺れた総選挙でしたが…、自民党の井林県連会長は、執行部の対応を批判しました。

(自民党静岡県連 井林 辰憲 会長)
「総裁選で上がった支持率を」「数字の上でほぼ失った状態で、総選挙に突っ込んでいったこと は、総選挙までの運びについて 非常に問題があったと思っています」「そこで落とした選挙区が、複数区具体的には2つですけれど、あったのは、非常に大きな問題だと思う」

新たな決意を胸にした県内関連の議員たち。与党が“過半数割れ”し緊張感が増す国会で、どのような活躍をするのでしょうか。

特別国会の初日、永田町は慌ただしい中で始まりました。11日朝、自民党の石破総裁は、立憲民主党の野田代表、そして、衆院の議席を選挙前の4倍の28議席に増やした国民民主党の玉木代表と相次いで党首会談を行いました。

(自民党 石破 総裁)
「野田代表から特に強調されたのは、熟議を重んじてもらいたいと。政治改革については政治のルールを決めることなので、多数であればそれでいいということではない。それぞれの党と熟議をしながら見える形で何がどう決まったのかということ」

一方、国民民主党の玉木代表は、103万円の壁を始めとした経済政策や安全保障などについて自民党に要請したといいます。

(国民民主党 玉木 雄一郎 代表)
「今こそ、手取りを増やす経済政策をやるべきだと」「こういった政策を進めるためには政治改革をしっかり進めることが必要だということで、我々が従来から申し上げてきた制作活動費の廃止、旧文通費の公開と残額の国庫返納。第三者機関の設置。このことは臨時国会で早急に結論を得て法改正を実現すべきだと申し上げた」

その玉木代表、党首会談直後、緊急の会見を開きました。

(国民民主党 玉木 雄一郎 代表)
「大変お騒がせしています。11日朝、報道された内容は概ね事実です、家族のみならず期待を寄せていただいた全国の多くの皆様に心からお詫び申し上げる、本当に申し訳ありませんでした」

玉木代表は、11日朝、、写真週刊誌のインターネット版で香川・高松市の観光大使を務める元グラビアアイドルの女性との不倫関係を報じられ、その内容を認めました。代表を辞任するのか問われると。

(国民民主党 玉木 雄一郎 代表)
「代表をどうするのかは仲間に諮りたい。議員そのものの地位はどうなのかということについては、お許しをいただけるのであれば、議員としては仕事で期待に応えていきたい」「厳しく妻からも息子からも叱責を受けた」「騒動を挽回するためにも、全力で103万円の引き上げをやってこ
いと、妻からも息子からも言われました」

国会に登院した、静岡4区で国民民主党の田中健衆院議員は、玉木代表の問題について聞かれると…。

(国民民主党・静岡4区選出 田中 健 衆院議員)
「このあと12時からの議員総会で説明があるということなので、しっかり話を聞きたいと思いますが、なによりも皆さんに約束をした政策を一つでも二つでも実現に向かって活動していくのが私の使命だと思っているのでまい進していきたい」

一方、県内選出の榛葉幹事長は、特別国会の初日に明らかとなった玉木代表の不倫問題について陳謝しました。

(国民民主党 榛葉 賀津也 幹事長)
「厳しく『何やってんるんだ、この大事な時期に』と申し上げました。声が涸れるほど大きな声で『しっかりしてくれ』と申し上げました」

また玉木代表の進退について問われると、続投を支持すると答えました。

(国民民主党 榛葉 賀津也 幹事長)
「この党の代表は玉木雄一郎ですから、プライベートの問題はしっかりと家族で話し合ってけじめをつけてほしい、仕事に全力を尽くしてほしい、政策実現に全力を傾けてほしい、それが617万票の有権者の期待があるわけですから、しっかりと支えていきたい」
Q.首班指名では玉木代表と書いてほしい?
「当然です、国民民主党の代表は玉木代表ですから玉木代表と書きます」

昼に行われた国民民主党の両院議員総会。改めて、玉木代表は所属議員に謝罪しました。

(国民民主党 玉木 雄一郎 代表)
「初当選された皆さんはじめ、国民民主党の仲間に、党員サポーターの皆さんに、心からまずお詫びを申し上げたいと思います。申し訳ありませんでした」

そして、午後、衆議院本会議で首相指名選挙が行われました。

予想通り、1回目の投票では過半数となった人はなく、自民の石破総裁と立憲の野田代表の決選投票になりました。そして…。

(議長)
「決選投票の結果、石破茂君を内閣総理大臣に指名することに決まりました」

国民や維新などが、1回目と同じ名前を投票したとみられ、無効票が84票に。石破首相が、再び首相に選ばれました。今夜、発足する第2次石破内閣。“少数与党”として厳しい政権運営を迫られることになります。

最終更新日:2024年11月11日 17:25