静岡大学と浜松医科大学の大学再編をめぐり１８日、静岡大学で開かれた評議会で「1大学2校案」を静岡大学の正式な案とする方針が決まりました。

静岡大学と浜松医科大学は経営を統合し静岡地区の大学と浜松地区の大学の2つの大学に再編することで2019年に合意しました。しかし、静岡大学静岡キャンパス側の反対が強く再編が延期となった状態が続いていました。

１８日は静岡大学浜松キャンパスで学長や理事、学部長などが出席した評議会が開催され、2019年に作られた合意書の案である「1法人2大学案」ではなく日詰学長の私案である「1大学2校案」が検討され浜松キャンパス側の反対意見はあったもののこれを静岡大学の正式な案にする方針で 合意したということです。

評議会終了後日詰学長は、取材に対して「合意書を白紙にするということではない」と説明しました。

（日詰学長）
両手を上げて賛成ということではありませんでしたが、会議としてそれを認めていただくということになりました。（2019年の）合意書を白紙にするということではなく。あくまでこれをもって浜松医科大学と交渉させていただくということを評議会としてご了承いただいた。

今後は、役員会で正式な案として決定した後に浜松医科大学に対して静岡大学として案を示すこととなります。