静岡･富士市の30代女性が、警視庁の警察官などかたる男からのうその電話を信じたのきっかけに、現金約200万円をだまし取られ、警察が特殊詐欺事件として調べています。

警察によりますと、2月19日、富士市に住む30代のパート従業員の女性の携帯に、警視庁や愛知県警の警察官をかたる男から「マネーロンダリングの事件で、あなたが容疑者になっている」「あなたの口座が使われていて、あなたに犯罪の容疑がかかっている」「口座を捜査する必要がある」などと電話がありました。これを信じた女性が、相手に指定された口座に、現金約200万円を振り込んだところ、だまし取られたということです。

警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「警察官が現金を振り込ませることはありません」「お金の話になったら詐欺を疑い、警察や家族などにすぐに相談してください」などと注意を呼びかけています。