38年ぶりの日本一に貢献した阪神タイガースの岩崎優投手。先日、静岡市の草薙球場で中学生を対象に自主トレの方法を教える体験会を開きました。

参加した27人の中学生は、ストレッチや体幹を鍛えるトレーニングをした後、キャッチボールやノックを行い、プロ野球選手からのアドバイスに真剣に耳を傾けていました。

（参加した中学生）
「教えてもらったことを参考にして、甲子園に近づけるように高校でも練習したい」

（阪神タイガース 岩崎 優 投手）
「（中学生の）技術は高いと思った」「静岡の選手がプロ野球に入ってきたらうれしいし、周りが野球で盛り上がったらうれしいので、こういう活動を続けていきたい」

静岡市清水区出身の岩崎優投手は、清水東高校から国士舘大学を経て、2013年ドラフト6位で阪神に入団。昨シーズンは60試合に登板し35セーブを挙げて、初のセーブ王のタイトルを獲得。日本シリーズでも守護神としてチームを日本一に導きました。

先日公開した自主トレでは、阪神タイガースの5人の後輩選手と共に、“チームザキ”のTシャツを着てグラウンドへ。走り込みやノックなどで約3時間半、汗を流しました。

岩崎投手に、まずは2023年の“アレ”を振り返ってもらうと…

（阪神タイガース 岩崎 優 投手）
「（日本一は）うれしかったです。周りの方が喜んでくれることがうれしかった。チームも勝てて、個人的にもタイトルがとれて、いいシーズンだったと思う」

地元静岡で行う自主トレには熱い思いが…

（阪神タイガース 岩崎 優 投手）
「いろんな方から『おめでとう』『ありがとう』『また頑張ってね』という声をいただくので、毎年、静岡で（自主トレを）やることで勇気づけられるし、力になっている」

静岡への愛着を見せる岩崎投手、オフにはこんなイベントにも。

「ここでサプライズゲストです。エスパルスのサポーターでもある、阪神タイガースの岩崎優投手です！」

大ファンである清水エスパルスの新体制発表に、スぺシャルゲストとして参加しました。

（阪神タイガース 岩崎 優 投手）
「私はこの街・清水で生まれ育って、小さいころからサッカーといえば清水エスパルス、それは今も変わりませんし、これからも変わりません。今シーズンも陰ながらではありますが、精一杯エスパルスを応援したいと思います。良ければ阪神タイガースの方も、応援していただけたらと思います。阪神ファンじゃない方は、岩崎だけでも応援してくれたらうれしく思いますので、またよろしくお願いします」

阪神タイガースの絶対的守護神として、球団史上初の2連覇に臨む今シーズン。その意気込みは。

（阪神タイガース 岩崎 優 投手）
「去年通り自分のやることをやれたらいい」

2年連続の“アレ”に向け、静岡で動き出した岩崎投手。今シーズンの活躍に期待が高まります。