【知事選・最新】自民県連が大村氏推薦決定の一方で公明県本部は支援陣営内定持ち越し…県庁では立候補予定者説明会も(静岡)
22日、静岡市内のホテルで「常任選対委員会」と「総務会」を開いた自民党静岡県連。
(増田 大記 記者)
「自民党県連の議員が続々と会場に入っていきます。このあと知事選で推薦する候補を正式決定する予定です」
今回の知事選で推薦する立候補予定者について議論し、その結果、全会一致で大村慎一元副知事への推薦を正式に決定しました。会場には、大村氏も訪れ、出席した議員に対して知事選への決意を述べた後、推薦の決定について、「県政立て直しの訴えをさらに広めていきたい」と意気込みました。
(大村 慎一 元副知事)
「一人の力では私の考えを県民の皆様にお伝えすることがなかなか難しいと思います。自民党さんは県内に幅広いいろいろな繋がりをお持ちなので」「私のオール静岡での県政の立て直しという訴えを広められれば大変ありがたい」
推薦を決めた理由について自民党県連の城内実会長は、「政策を聞いて知事候補として適任だと評価した」と話しました。
(自民党県連 城内 実 会長)
「大村候補は地域のバランスを見てくれる方、世代や性別、職種に関わらず県民に寄り添う熱意を感じられた」「国とよく連携しながら、近隣の県とも連携強調しながら、静岡の県政のトップとして運営していくという意気込み、停滞・分断されていたものを上手にまとめていくという意欲が感じられた」
今回の知事選をめぐっては、、立候補を表明している鈴木康友・前浜松市長への推薦や支援も各政党や団体が続々と決めています。こうした中、いまだ態度が決まっていない公明党県本部は、20日、幹事会を開き、知事選の対応について意見の集約を行いました。公明党県本部の蓮池代表代行は、「地域で考えに差があった」と説明し、支援する陣営の内定は持ち越すことになりました。
(公明党県本部 蓮池 章平 代表代行)
「鈴木さんは16年の市長としての実績があるので」「県政も、特に各市町としっかりと連携ができるのではないかと。大村さんは副知事を経験しているので、全県をよく分かっている部分や国との連携もしっかりとっていけるのではないかといった意見があった」「地域別やそれぞれの総支部の考えに差があるので、今日の時点では集約ができなかった」
公明党県本部は、24日に役員会を開き態度を決める方針です。
一方、県庁では22日、5月に行われる知事選の立候補予定者説明会が開かれました。会場には、出馬を表明している大村氏と鈴木氏のほか、日本共産党や無所属を合わせて7陣営が出席しました。選挙管理委員会の山岸達生書記長は「明るくきれいな選挙を展開し有識者の信頼と期待に応えてほしい」と話し、選挙運動の注意点などについて説明しました。
知事選は、5月9日に告示、26日投開票です。