【リニア】沿線各県経済団体で構成する連合会総会に静岡県の経済団体による協議会組織が初出席…連携を強調
リニア中央新幹線の早期開業を目指している静岡県内の経済団体が、リニア沿線各県の経済団体で構成される連合会の会合に初めて出席し、連携を強調しました。
17日、都内で開かれたのは「リニア中央新幹線建設促進経済団体連合会」の総会です。この連合会は、リニア沿線の10都府県の経済団体で構成されていてリニアの早期開業に向け国など関係団体に要望活動を行っています。
県内では、2024年8月、リニア新幹線の早期実現を目指す経済団体による協議会が発足し、今回の総会に初めて出席しました。
(静岡商工会議所連合会 岸田 裕之 会長)
「静岡県においてもリニア中央新幹線建設への機運が高まってきた時期だと思う。連合会の一員として他の構成団体と連携を密に取り、国やJR東海への働きかけを強化していく」
リニア新幹線の沿線で唯一駅ができない静岡県ですが、国の試算によりますと、リニア開通により、新幹線の県内にある駅への停車本数は1.5倍となり、開業後10年間で約1600億円の経済波及効果があると示されています。協議会としては、他の沿線各県と歩調を合わせるとともに、空港新駅設置や新幹線の停車本数増加などを求め活動するということです。
リニア中央新幹線建設促進経済団体連合会は、11月21日に、国交省へ早期開業に向けた要望書を提出する予定です。