記録的ドカ雪に岩見沢市民疲労困憊「雪かきやってもやっても…」これが積雪118センチの現状
平年の3倍の積雪と記録的な大雪となった北海道岩見沢市内では、除雪が追い付かず、列車やバスが運休し、除雪に交通まひにと、市民には疲労の色がにじみはじめています。
車道まで雪に埋まった岩見沢市の住宅街です。
住民はけさ(2024年12月17日)も雪かきに追われていました。
(岩見沢市民)「毎日5時に起きてやっているが、きのうの除雪で疲れて今日寝坊して7時からやっている。いやあもう体がくたくたです」
(岩見沢市民)「毎日、降らない日ないよな?」
(岩見沢市民)「ないないない。やってもやっても追い付かなくて」
(岩見沢市民)「嫌になってくる」
一面雪景色、すっぽりと雪に覆われた岩見沢の積雪は、17日午後1時現在118センチと、平年のおよそ3倍、記録的な大雪となっています。
(阿部記者)「岩見沢市内は除雪が進んでいて、歩道や車道はきれいになっています。一方、排雪は進んでおらず、雪が信号機の高さまで積み上げられています」
この雪の影響で、岩見沢では小学校など合わせて11校が臨時休校となりました。
交通への影響も続いています。
除排雪が追い付かず、17日もバスの一部路線で運休となっています。
(バス利用者)「全部運休で非常に困っている。タクシーで行こうかなと思っています。今後の通勤がとても心配です」
JRは江別―岩見沢間で午後6時ごろまで本数を減らして運転していて、午後3時20分現在、函館線などで特急12本を含む96本が運休しました。
また、岩見沢駅構内の除排雪時間を確保するため、札幌から岩見沢方面の最終列車は16日に続き、繰り上げとなります。
(タクシー利用者)「タクシー待っているんでしょ?どうしよう…。歩けない、もう全部タクシー」
駅前ではやむを得ずタクシーを利用する人の姿も多く見られました。
(タクシー運転手)「お客さんは多いが走られない」
(阿部記者)「この雪どうですか?」
(タクシー運転手「ここに何十年も住んでいるけど強烈。さすが岩見沢」
道内は18日も日本海側を中心に断続的に雪が降る見通しで、交通障害など生活への影響に注意が必要です。