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「ちょっと考えられない」1審判決を取り消しに猟友会支部長衝撃「砂川猟銃判決」

2024年10月18日 17:44
「ちょっと考えられない」1審判決を取り消しに猟友会支部長衝撃「砂川猟銃判決」

北海道砂川市のハンターの男性が、ヒグマ駆除のため市からの依頼で発砲した際、猟銃の所持許可を違法に取り消されたとして訴えを起こした裁判で、2審の札幌高裁は1審判決を取り消し、男性の訴えを退けました。

砂川市のハンター・池上治男さんは2018年、ヒグマ駆除のため市からの依頼で発砲した際、周囲に人家があったことを理由に銃の所持許可が取り消されたのは不当だとして、道に処分の撤回を求めています。

1審の札幌地裁は2021年、池上さんの主張を全面的に認め、処分の取り消しを言い渡しましたが、道は不服として控訴していました。

18日の2審判決で、札幌高裁は「跳弾により周辺の建物に銃弾が到達するおそれがあった」「道の処分は裁量権を逸脱しない」として1審判決を取り消し、池上さんの訴えを棄却しました。

(猟友会砂川支部 池上治男支部長)「ちょっと考えられない。一般のハンターが発砲することができなくなる」

池上さんは判決を不服として上告する予定です。