北朝鮮がウクライナに1万2000人派兵を決定 兵士らに“ロシア軍の軍服や偽の身分証も発給”
韓国の情報機関・国家情報院は、北朝鮮がウクライナとの戦闘に特殊部隊など1万2000人の派兵を決定したことが分かったと明らかにしました。
複数の韓国メディアは国家情報院の関係者の話として、「北朝鮮が特殊部隊などあわせて1万2000人ほどの兵士を、ウクライナとの戦闘に派遣すると決めたことが分かった」と伝えました。
韓国国家情報院によりますと、今月8日から北朝鮮の兵士らがロシアの艦船で移動をしたことを確認したということです。兵士らはロシア軍の部隊に分散して駐留し、適応するための訓練を終え次第、戦場に投入されるとみられています。
また、北朝鮮軍の兵士らには、ロシア軍の軍服や武器のほか、偽の身分証も発給されているということです。
北朝鮮はロシアと軍事面での協力を深めていて、ウクライナ侵攻をめぐり、北朝鮮による大規模な派兵が確認されるのは初めてです。
これに先立ち、ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、情報機関から、北朝鮮が兵士ら1万人の派遣を準備しているとの情報を得ていると明らかにしていました。