運命の出会い「雪見だいふく×白い恋人」 冬の新スイーツ誕生 コラボ商品が続々
別々の会社が自社の商品の特長を生かしてコラボ商品を開発する動きが広まっています。
「白い恋人」で知られる石屋製菓や「よいとまけ」の三星など、北海道を代表する銘菓から新しいスイーツが生みだされています。
(鷲見記者)「白い恋人と雪見だいふくがコラボしました」
北海道の空から降る雪をモチーフに生まれた、石屋製菓の「白い恋人」です。
冬にアイスを食べる文化をつくりたい想いで生まれたロッテの「雪見だいふく」です。
まさに、冬をテーマに持つ商品どうしの運命の出会い。
究極の組み合わせで完成した商品が、その名も「雪見だいふく×白い恋人」です。
アイスを包むおもちは、ラングドシャをイメージして茶色にー
アイスの中にはホワイトチョコレートのソースが入っています。
(鷲見記者)「バニラアイスの味だけではなく、ラングドシャのバターの香りが広がります。これは白い恋人の味ですね」
また、これに先駆けISHIYA直営の道内4つの飲食店が期間限定で提供するのが、コラボ商品を使った特製スイーツです。
こちらは和のスイーツが好きな人におすすめ、雪見だいふくを入れた温かいぜんざいです。
このほかISHIYAの商品を集めたクリスマスセットに、雪見だいふくをシマエナガに見立てたチョコレートドリンク、さらにはメープルシロップたっぷりのフレンチトーストと雪見だいふくを組み合わせたメニューもあります。
コラボの背景には、ロッテがコロナ禍で旅行に行けない人に向けて、全国ご当地銘菓との共同開発を進めたことがきっかけにありました。
(ロッテ 中田朱郁さん)「一番の運命の相手と最後を締めくくれたらと思って勇気を出してコラボさせていただいた」
(石屋商事 藤本倫明さん)「コラボレーションの良さは、ともに持っている物を掛け合わせることで新しいものを作れるというところかなと思います」
「雪見だいふく×白い恋人」は来月13日に発売開始。
コラボ商品を使ったスイーツは来月1日から提供されます。
苫小牧の老舗・三星でもコラボ商品が誕生です。
苫小牧銘菓といえば、ロールカステラにハスカップジャムを合わせた「よいとまけ」が有名ですが、これを使って完成したのが特製ジェラートです。
材料に「よいとまけ」を丸ごと入れ、ハスカップのピューレなどを加えて味をととのえました。
(松田カメラマン)「酸味のあるハスカップジャムと甘いカステラのよいとまけですが、そこにミルクが加わってすごく優しい味わい、滑らかな口当たりです」
タッグを組んだのは市内のジェラート専門店です。
店主が苫小牧にしかないジェラートを作りたいと三星に提案したことからコラボが実現しました。
このジェラートは三星の本店やウトナイ店で販売されているということです。
(三星 佐藤巧さん)「ジェラートは幅広い年代の方に人気のスイーツなので、それでよいとまけを味わったり知っていただいて、幅広い方に召し上がっていただけたらなと思います」
お菓子の魅力を生かして新たに生まれるコラボ商品は、北海道スイーツの新たな可能性を広げています。