札幌・東警察署は2024年、建造物侵入と窃盗の疑いで、指名手配していた住所不定の男（35）を逮捕したと発表しました。

男はほかの容疑者の男（34）と共謀し、2022年5月19日未明、恵庭市のデイサービス施設に侵入し、現金5289円とクレジットカードなど3点が入った手提げ金庫1個を盗んだ疑いが持たれています。

男は5人組の窃盗グループで、ほかの4人はすでに逮捕されていました。

警察によると、男2人はデイサービス施設の玄関ドアにあった窓ガラスを破壊して侵入していたということです。

男は調べに対し、「頭が混乱しているのと少し前の出来事なので、落ち着いてから話します」と供述しています。

一方、この男が逮捕されたとき、男は元妻（26）の家に潜伏していました。

警察官が潜伏先を特定してこの家を訪れた際、元妻が「警察来たよ！」などと声を上げて警察官の前に立ちふさがり、男を隠そうとしたため、警察は元妻を犯人隠避の疑いでその場で現行犯逮捕しました。

調べに対し元妻は「逮捕事実は違う」「元夫を逃そうとしたのではない」などと、容疑を否認しています。

男はその声を聞いて部屋の中で隠れていましたが、警察官の捜索によって見つかり、逮捕されました。

警察は男の余罪を追及しています。