14億円損害賠償請求…知床・観光船事故被害者家族が6月下旬にも集団提訴へ 会社と桂田社長に
北海道・知床半島沖で2022年、26人が死亡・行方不明となった観光船沈没事故で、乗客の家族が運行会社と桂田社長を相手に起こす集団訴訟の請求額が、14億円規模に上る見込みになることがわかりました。
2022年4月23日に知床沖で発生した観光船「KAZU I」の沈没事故では、乗客・乗員20人が死亡し、6人の行方がいまだわかっていません。
この事故を受け、乗客家族が運航会社である「知床遊覧船」と桂田精一社長に対し、集団訴訟を起こす方針ですが、損害賠償の請求額が14億円規模に上る見込みであることがわかりました。
弁護団によりますと、原告は29人となる見込みで、札幌地裁に6月下旬から7月上旬にも提訴する方向で検討しているということです。