札幌西区で目撃親子グマは3頭だった…去年から出没、近くには“クルミの木”
札幌市西区の住宅街の近くで2024年5月7日に目撃されたクマは、3頭の親子グマだったことが新たに分かりました。
市は付近に電気柵やカメラを設置し、警戒を続けています。
林のなかを徘徊する1頭のクマ。
よく見ると、後ろにもう1頭確認できます。
札幌市西区西野8条10丁目の住宅街近くの林で、7日午後6時ごろ、近くを車で通りかかった帰宅途中の女性が親子グマを目撃しました。
市によりますと、目撃されたのは親グマ1頭と子グマ2頭の合わせて3頭だったことが新たに分かりました。
(目撃した女性)「びっくりして逃げるとか襲いかかってくるという雰囲気はなかったですね」
市が痕跡を調査した結果、クマが植物を食べた跡や幅およそ10センチの足跡などが見つかりました。
市によりますと、この林にはクルミの木があり、付近では2022年もクルミを求めて親子グマの出没が相次いでいました。
(札幌市熊対策調整担当係 清尾崇係長)「土を掘り返したような跡もあるので、この場所にクルミがあるのを知っていて、また出てきた可能性がある」
市は付近に電気柵や監視カメラを設置し、後も警戒を続けていくということです。