「本年を最後に…」が増えています…商戦始まるも減少一途 値上げも影響?どうなる年賀状
ことしもこの季節がやってきました。
2025年用の年賀はがきが北海道内の郵便局に届きました。
年末年始の風物詩ですが、最近は年賀状を書かないという人も増えているようです。
3日午前9時、札幌中央郵便局に届いたのはー
2025年用の年賀はがきです。
2023年よりおよそ4億枚少ない10億7000万枚を発行し、道内では5498万枚の販売を予定しています。
10月1日から郵便料金が値上がりしたことを受けて、年賀はがきも63円から85円に料金が引き上げられています。
(札幌中央郵便局郵便部 東耕二さん)「年賀はがきも料金が上がりますけど、年賀状による新年の挨拶は日本の伝統文化として伝えていきたいと思う」
札幌市内の文具店でも1日から年賀はがき商戦が始まっています。
干支にちなんだ蛇がデザインされたはがきや、高級感のある箔押し加工のものまで、およそ2500種類が並びます。
(鷲見記者)「新年のあいさつを伝える年賀状ですが、年賀状を辞退するという例文を選ぶ人もいるということです」
数年前からデザインに追加されたのが、ことしで年賀状を最後にするというメッセージ。
毎年購入する人がいるということです。
年賀はがきが過去最高の44億6000万枚発行された2003年の様子です。
販売日には多くの人が年賀はがきを買い求めに来ました。
まさに年末年始の風物詩だった年賀状ですが、発行枚数は減少の一途をたどっています。
2020年は23億5000万枚でしたが、2025年は10億7000万枚と、この5年だけで発行枚数は半分以下に減っています。
ことしの年賀状をどうするかマチの人に聞いてみるとー
(マチの人)「(最後に出したのは)10年前くらい」
(マチの人)「小学生のときとか。ラインで毎年友達に送って済ませちゃう」
(マチの人)「来なくなるとどんどん減ってしまう。手紙交換とかはあった方がいい」
(マチの人)「趣味みたいなものだから、手紙を出すのが。送料が上がっても仕方ないと思う」
SNSやメールが普及するなか変わりつつある年賀状事情ですが、お世話になった人に感謝を伝えたいという文化は変わっていないようです。