札幌市内の女子中学生がいじめを受け自殺した問題で、秋元市長は遺族側が問題視していた報告書の黒塗り部分について、本当に必要だったか再検討するよう指示しました。

札幌市では、市立学校の校長らおよそ３００人を対象とした緊急集会が開かれ、いじめ対策の重要性が共有されました。

札幌市ではおととし、中学１年生の女子生徒がいじめを訴える遺書を残し自宅で自殺しました。

第三者委員会は今月、いじめが生徒の自殺に影響したとする報告書を公表しましたが、黒塗りが多く、遺族側は再発防止のため「いじめの内容を開示してほしい」とする手記を発表していました。

この問題について秋元市長はー

（札幌市　秋元克広市長）「事案を正確に伝えるためにも黒塗りの部分が本当に必要だったのか再検討を指示した」

市長の指示を受け札幌市教育委員会は、遺族の意向を踏まえつつ公表内容の再検討を急ぐ考えです。