電話つないだまま交番に行ったのに…警察官も詐欺見抜けず 釧路市の男性130万円被害
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北海道警察はきょう(2025年2月21日)、釧路市内の70代男性が130万円をだまし取られる架空請求詐欺被害にあったと発表しました。
男性は2月6日、「通信事業者社員を名乗る男」から「有料サイトの未納料金があり、このままでは裁判になる」などと電話があり、通話状態のまま交番に相談に行きました。
交番では男性警察官2人が対応し、このうち20代の巡査長が電話を代わり男と会話。
その際、男からの説明をうけ「未払いの事実がある」と誤認し、被害者の男性に相手側と話し合うように伝えました。
男性はその後、3回にわたって計130万円を振り込みました。
2月19日、男性が釧路署に被害を申告したことから事件が発覚しました。
道警はすでに男性に謝罪していて、「警察官が詐欺に気づけず被害を発生させてしまい、被害に遭われた方に心よりお詫び申し上げます。職員への指導を徹底してまいります」とコメントしています。