夏休み中に学校がカビに覆われた!連日湿度80%超…最東端のマチでなにが?北海道・根室高校
北海道・道東の根室高校の校舎内に大量のカビが発生し、複数の生徒が体調不良を訴えていたことがわかりました。
高校は現在、臨時休校となっていて、職員らによるカビの除去作業が続いています。
夏休みが明けて、本来であれば授業が再開しているはずの教室。
2024年8月29日、生徒の姿はなく、アルコールを使っていすや机の清掃作業が行われていました。
校内には、送風機や除湿機、合わせて30台を設置、昼夜を問わずに換気が続けられています。
(根室高校 木部悟教頭)「結露からカビが出てくると。びしゃびしゃになっていますので、生徒も危ない。そういうことできのうから臨時休校」
(武田記者)「こちらの窓枠には、上から下までびっしりとまだら模様のカビが残されています。手前の窓枠が膨張して開かないため、ふき取る作業ができない状況」
8月は、平均湿度が連日80パーセントを超え、蒸した日が続いた根室。
まちはきょうも、視界がきかないほど霧が立ち込めていました。
根室高校は現在、外装工事でシートに覆われ建物内の風通しが悪く、お盆期間の数日間は閉め切った状態が続きました。
その結果、8月15日に、校舎全体にカビが広がっているのが見つかったのです。
(根室高校 木部悟教頭)「外装の工事もしているので、いつもと違って風通しが悪い。ことしは特に根室も湿度が高いのもあって」
根室高校ではカビの除去作業を進め、8月26日に始業しましたが、これまでに生徒4人がのどの痛みや目の充血など、体調不良を訴える事態に―。
あすまで3日間の臨時休校を余儀なくされました。
(根室高校 木部悟教頭)「まずはこの3日間でできるかぎりのことをしたい。安心して学校に通学できる体制を全力でととのえているのでご理解いただければと思っている」
根室市は、9月1日まで自習スペースとして市内の施設の空き部屋を無料開放。
29日早速、高校生が勉強に励んでいました。
(高校3年生)「頑張らないといけない時期なので勉強しないといけないけど、学校を使えないのは辛い」
(高校3年生)「先生に聞きたいこと聞けないので大変ですけど、きれいになると思うので、それまで頑張ります」
来週から定期試験を控える根室高校。
いまは業者も加わってカビの除去作業が続いていて来週から授業を再開する予定だということです。