去年より1000円以上値上がりも…新米入荷!あっという間に売り切れ「買わざるを得ない」
北海道内のコメ店やスーパーで新米の入荷がはじまりました。
依然として価格は高騰していますが、多くの客が買い求めていました。
札幌・西区にあるコメの専門店です。
新米入荷を知らせるのぼりがはためいていました!
(店員)「千葉産のコシヒカリ新米でございます。1世帯5キロまで」
この店では2024年9月3日、千葉県産コシヒカリの新米5キロ・120袋が入荷し、1世帯1袋に制限して販売されました。
価格は3682円と、2023年の同じ時期と比べておよそ750円値上がりしています。
(買いにきた人)「コメが底をついてきたので、もうあちこちお店に行ったんですけれども、どこも入っていなくて、ここに来たんですけれども、あってよかったです。ちょっと高いですけれども仕方がないですね」
(買いにきた人)「厳しいですよね。でも主食なので買わざるを得ないというか」
開店前に店頭に並べた30袋は、わずか25分でなくなりました。
収穫の秋を迎え、これから入荷が本格化する新米。
流通量の安定が期待されます。
(玄米工房こめしん西野店 中野佳子店長)「いまは当日入ってきたものはすべてその日に完売しております。今月の中旬ぐらいには北海道米の新米も入ってきますので、そうするとわりと安定してくるのではないかと思っています」
一方、4日に道産の新米が入荷したのは釧路市内のスーパーです。
午前11時半すぎ、トラックで運ばれてきたのは道産ゆめぴりかの新米です。
(店員)「いらっしゃいませ。新米のコメ入荷しました!」
さっそく店頭に並びました。
価格は5キロで3542円と、2023年の同じ時期より1200円ほど高いといいますが、さっそく買い求める客が多く見られました。
(買い物客)「やっぱり高くても買わなきゃいけないのかなとは思いますね」
(買い物客)「買えるようにはなるんだけど、値段が安定してくれれば、このまま高いままだときついかな」
コメの横にはパックご飯も並んでいましたが、やはり客のお目当てはコメ。
次々と売り場からなくなっていきます。
そして・・・
(武田記者)「きのうまではこちらのパックご飯もかなり売れたということなんですけれども、やはり新米が並ぶと15袋並べたゆめぴりかは1時間ほどで売り切れました」
(あいちょう芦野店 沢出久店長)「いろんな産地もこれから出てくると思いますし、来週になると、おぼろづきだとかいろんなコメも種類も出てきますので、そうなると安定してくると思います」
新米の入荷でコメ不足は少しずつ改善されつつありますが、高値の傾向はもうしばらく続きそうです。