勝者のウインナー入り“願掛け焼きそば” 落ちないマンホール 験担ぎで受験生を応援 北海道
大学入学共通テストが迫ってきました。
いよいよ今年も本格的な受験シーズン到来です。
いまや一大商戦にもなっている受験生を応援する縁起かつぎの取り組み。
こちらもその世相を反映しているようです。
(田中博暁講師)「最終調整の場だと思うんだけど、一回解いた順とか時間配分とか振り返ってもらえればОKです」
いよいよ週末に迫った大学入学共通テスト。
本番直前、札幌市内の予備校はまさにいまが受験生の“天王山”!
教室にほとばしる熱気…
今年は特に緊張感が高いといいます。
そのワケは…
(佐藤陽太さん)「来年から共通テストの科目とか形式とか変わるので、ここで決め切りたいなという思いがすごく強いです」
来年からコンピューターのプログラミングの知識を問う新教科が導入されます。
「今年のうちに決めたい」は受験生共通の切実な思いです。
そんな受験生を「食」で応援!
小樽の名物「あんかけ焼きそば」も、この時期ばかりは名称変更!
その名も『願掛け』焼きそばです。
4店舗で提供するこのやきそば、小樽市内の神社で祝詞を上げてもらった縁起物。
「学校に入る」にかけた「『炒り』卵」と、勝者のWINNERにかけた「ウインナー」、合格をイメージする「桜」の形に切ったニンジンを各店共通の具材として使っています。
今年は特に、阪神・岡田監督の流行語「アレ」にかけて、各店独自の「アレ」を具材に加えています。
こちらのお店が扱う具材はー
(桂苑 澤田初さん)「『いかなる時も魂燃やす』ということで、イカ・ナルト・タマネギ・シイタケ・モヤシを盛り込んでおります」
縁起物の値段は「苦労は報われる」にかけて969円。
(お酢掛け隊)「皆様の願いを叶えるという意味で、お酢(押忍)で締めたいと思います。それではお手を拝借、いくぞ!お酢(押忍)!」
北広島の下水道課の職員が受験生応援に目を付けたのは、マンホールです。
(北広島市下水道課 笹原拓己課長)「マンホールの蓋というのは形が丸いので、正解の〇という意味と、中に落ちていかないので『落ちない』、そして表面が凸凹になってて『滑りづらい』という構造になっています」
正解・落ちない・滑らない。
受験生にはありがたい特徴を備えたマンホール。
コースターやピンバッジなど応援グッズとして制作。
Fビレッジの敷地内のマンホールと同じデザインもあり、配布早々評判も上々といいます。
受験する側も応援する側もまさに正念場。
本格的な受験シーズンがことしもはじまっています。