遺族側が刑事訴追要求を申し入れ “黒塗りなし”いじめ最終報告書 ネット流出問題 旭川市
北海道旭川市のいじめ問題で、第三者委員会がまとめた最終報告書とみられる文書がネット上に流出したことを受け、遺族弁護団が文書を公開した市民団体を刑事訴追するよう求めていたことがわかりました。
当時中学2年生だった廣瀬爽彩さんが凍死した状態でみつかった件で、市教委の第三者委員会は2022年に爽彩さんへのいじめ行為を認定する最終報告書をまとめましたが、この報告書とみられる文書が、プライバシーにかかわる部分に黒塗りがない状態でネット上に一時公開されました。
この問題を受け、遺族弁護団は27日、文書を公開した市民団体の刑事訴追を求める申し入れ書を市教育委員会に提出しました。
市教委は「内容を精査し速やかに対応する」としています。
この文書は26日に削除されていて、旭川市の今津市長は法的措置を検討するよう市教委に指示しています。