新年最初の金曜日の夜、繁華街に緊張が走りました。

今月５日、札幌・すすきのの飲食店で突然起きた爆発事故。

店のドアが吹き飛ぶほどの威力。

家庭でもよく使うカセットボンベの取り扱いには注意が必要です。

斜めに真っ二つに割れた扉。

粉々に砕け散ったガラスの破片も、爆発の衝撃の強さを物語っています。

正月気分も抜けない今月５日午後６時半すぎ、繁華街・すすきのに緊張が走りました。

札幌市中央区南５条西４丁目のビル１階に入る飲食店で爆発事故が発生。

その時、店にいた人は…

（爆発が起きた店にいた人）「バーンという音が聞こえてグラスとかが割れて。顔にけがをしていた」

（付近にいた人）「ガラスが吹き飛んでいるような状態でした。道路の真ん中よりは来ていたと思います」

この爆発で従業員の女性３人がけがをして病院に搬送されました。

ことし最初の金曜日、新年会などでにぎわうすすきの中心部での事故。

一体なぜ、爆発は起きたのでしょうか。

（鷲見記者）「店の前にはガラスの割れた扉などが置かれています。オーブンの上に置いてあったガスボンベが爆発したということです」

これはＩＨ式のコンロの上にカセットコンロを置き、ガス缶が熱される状況を再現した動画です。

時間を進めると、まずカセットボンベ付近から白い煙が出て、カバーが開きます。

そして、そのおよそ１分後…

大きな音とともにカセットボンベが勢いよく破裂し、コンロごと吹き飛んでしまいました。

想像以上のかなりの勢いで爆発することがわかります。

使い方を誤ると大きな事故につながりかねないカセットコンロ。

鍋料理など家庭で使用する機会も多いこの時期、改めて十分な注意が必要です。