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【障害を考えるきっかけに―】 障害のある子供と家族を描いた絵本 北海道石狩市に20冊寄贈

2025年2月15日 7:32
【障害を考えるきっかけに―】 障害のある子供と家族を描いた絵本 北海道石狩市に20冊寄贈

2025年2月14日、石狩市の教育委員会に障害を持つ家族を描いた絵本20冊が寄贈されました。

寄贈したのは石狩市に住む絵本作家の庄司あいかさんです。

庄司さんは3年前から障害のあるなしに関わらず楽しいでほしいという思いで絵本を描き始め、その数は10冊以上に上ります。

庄司さんは3人の子どもを育てる母親で、長男・隼人くん(13)は生後間もなく、体に腫瘍ができる結節性硬化症という難病を発症し右半身が麻痺状態に。さらに、てんかん発作が起きる難病も患っています。

寄贈された絵本「ぼくのにぃに」は、庄司さんの体験や、長女が感じた周りからの偏見などが描かれていて、作者の庄司さんは「障害への理解の入口は知るってことだと思うので、絵本を通して障害がある子もいるってことを知ってほしい」と話しています。

庄司あいかさんの絵本は今後、札幌市の公立小学校約200校にも寄贈される予定です。

最終更新日:2025年2月15日 7:32