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【衆院選】注目の新潟2区 自民党非公認で無所属出馬の細田さん、対する野党は… 3連休も奔走 《新潟》

2024年10月14日 20:11
【衆院選】注目の新潟2区 自民党非公認で無所属出馬の細田さん、対する野党は… 3連休も奔走 《新潟》

15日から選挙戦がスタートします。
自民党の公認が得られず無所属で出馬を決めた新潟2区の細田健一さんはこの連休中も信頼回復に奔走しています。一方の野党は追及の手をゆるめません。

自民党の公認得られず 無所属で出馬

この3連休中、陣営スタッフが追われ続けたある作業。

選挙ハガキに印刷された「自民党公認」の文字を消す作業です。その数、3万5000枚。
15日の公示に間に合わせるため、家に持ち帰って作業をするスタッフもいました。

新潟2区で立候補を予定する細田健一さん。

裏金問題にかかわったとして、自民党の公認は得られず、無所属での出馬を決めました。
涙の決断です。

無所属の候補は政党の公認候補に比べて配れるビラが4万枚少なく、政見放送がないなど、苦しい戦いです。

【無所属で立候補予定 細田健一さん】
「前に進んで行くしかない。皆さんと一緒にやるべきことをどんどん進めていくということに尽きる」

一方、野党は

対するこの人は……。
立憲民主党から立候補を予定する菊田真紀子さんです。

<立憲民主党から立候補予定 菊田真紀子さん>
「泣いてましたね、助けてください……冗談じゃないですよ」
「この裏金の問題本当に心から反省をして本当に誠実な心を持っている人であれば選挙に出るべきではない、皆さんいかがでしょうか」

12日、支援を受ける労働団体などを招き、総決起大会を開きました。

【立憲民主党から立候補予定 菊田真紀子さん】
「裏金議員選挙区ですので全国的に注目度が高いこの新潟で必ず完全勝利をしなければ政権交代は実現しない」

新潟2区では日本維新の会の新人・井上基之さんも立候補を予定し、3つどもえの戦いが予想されます。

【日本維新の会から立候補予定 新人・井上基之さん】
「これからですね、このカメラを使ってYouTube撮影をさせてもらいたいと思います」

SNSを通じた発信に積極的で、この日は大学生と選挙の争点などを議論しました。

【日本維新の会から立候補予定 新人・井上基之さん】
「政治とカネの問題でそんなの論点にすらしちゃいけないレベルの話で政治家側もその辺しっかりしていかなければいけないのだろう」
「これまで自民党を支えてきた方々が今回は自民党にお灸をすえなきゃいけないとか あるいはそこに対して対抗勢力をつくっていかなければいけない」


「政治とカネ」をめぐる問題で逆風が吹く自民党。
非公認の細田さんには有権者からも……。

<有権者>「残念らのう!」
<細田さん>「いやいや大丈夫!頑張るから」

この日はゲートボール大会に参加。
勝利を誓う一打は……ゲートを通過できず……。

時にはタヌキメイクで、有権者と握手を重ねます。
新潟市南区で行われた「狸の婿入り行列」。

このイベントには、菊田さんも参加しました。

<菊田真紀子さん>
「選挙区が広くなっちゃったから西蒲区とかあっちまで入っちゃう」
<有権者>
「西蒲区も入るんですか、へえー」

再編された選挙区

今回の衆院選から選挙区が再編され新潟2区は県央地域と新潟市の一部がエリアとなります。
有権者が多い新潟市西区での票の行方もカギを握ります。

【立憲民主党から立候補予定 菊田真紀子さん】
「街宣・街頭演説をできる限り……」
「西区は政治意識は非常に高い地域だと思いますし、もともと西村智奈美さんが強かったところなので選挙区としてはとてもいい場所。ただ候補者が変わればそれがそのまま行くかといったら違うのが選挙の難しいところ」

13日夜……立候補を予定する3人が顔を並べました。

【無所属で立候補予定 細田健一さん】
「派閥からの資金の提供はございましたがすべて政治資金として使用し、領収書もすべて整っていて使途不明金は一銭もない」

【立憲民主党から立候補予定 菊田真紀子さん】
「今回の最大の争点は自民党の派閥裏金問題で地に落ちた国民の政治への信頼をどう取り戻すか」

【日本維新の会から立候補予定 新人・井上基之さん】
「明確に国民に信頼してもらう、そういう政治家の姿勢をまず示すということ、そのうえで信頼関係を築いて政策論争に入っていくこれが必要」

論戦を繰り広げる3人。決戦の時はもう間近です。