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中越地震で児童3人が犠牲に 学校で語り継ぐ悲劇と教訓 自分の命は自分で守ることの大切さ《新潟》

10月23日、中越地震の発生から丸20年。 この地震で小千谷市の東山小学校では児童3人が犠牲となりました。 亡くなった3人が通っていた小学校の児童は23日、慰霊碑に手を合わせ20年前の地震ついて学びました。 23日午前、慰霊碑を訪れたのは東山小学校の児童16人です。 亡くなった3人は同じ東山小学校に通っていました。 先輩たちが巻き込まれた中越地震。 児童は静かに手を合わせていました。 〈東山小学校 4年生 平澤楓花さん〉 「余震も何回も続いたと思うし、もう本当につらかっただろうなと思います」 〈東山小学校 6年生 平澤樹さん〉 「亡くなった人がどういう気持ちだったのかなとか。本当に悲しかったり悔しかっただろうけれど、僕たちも一生懸命伝えていくために頑張っていますよと祈りました」 塩谷集落は激しい揺れに見舞われ、多くの家屋が倒壊。 当時小学5年生だった星野有希さんと6年生だった星野和美さん、星野一輝さんの3人が崩れた家屋の下敷きとなり、命を落としました。 震災後、東山小学校では地震の経験や教訓を伝える学習が続けられています。 23日は防災教室が開かれ地域の中で土砂災害の危険がある所を確かめ合いました。 〈東山小学校 6年生 片岡龍生さん〉 「住民センターの裏山には急な斜面などがあるので、土砂災害には気を付けた方がいい。(そこは)みんなが集まる憩いの場であったりするので気を付けた方がいいと思います」 悲劇が二度と起きないように……。 児童たちは自分の命は自分で守ることの大切さを改めて学んでいました。

10月23日 19:56