×

マイコプラズマ肺炎 「県内でも例年より多い」 県が感染対策を呼び掛け《新潟》 

2024年10月24日 16:58
マイコプラズマ肺炎 「県内でも例年より多い」 県が感染対策を呼び掛け《新潟》 

全国的に感染が拡大しているマイコプラズマ肺炎。県内でも例年に比べ患者数が増えています。

県の感染症情報によりますと直近1週間(10月14日~10月20日)の1定点医療機関あたりの患者の報告数は1.38人で、前週の1.38人から横ばいで推移していますが、県は、例年に比べると多い状況だといいます。
新型コロナウイルスの感染拡大前は定点あたり0.2人前後で推移していたといい、去年まではほとんど流行はみられなかったということです。

全国では過去5年の同時期の平均と比べ、ことしはかなり多い状況だといいます。

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することで起こる呼吸器感染症で子どもや、若い人の肺炎の原因として比較的多いものの一つということです。

感染経路は、飛まつ感染や接触感染で、発熱や全身のだるさ、頭痛、せきなどの症状があり、熱が下がったあとも長期にわたってせきが続くのが特徴で、3~4週間程度続くこともあるといいます。
せきが長引くなどの症状があるときは、医療機関を受診してほしいとしています。

県によると患者の多くは10歳未満や10代ということですが、成人の報告もあることから、うがい・手洗い・せきエチケットなどの基本的な感染対策を呼び掛けています。