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県内在住70代女性が6600万円の特殊詐欺被害 警察官を名乗る男から「口座をすべて教えてください」などの電話があり…《新潟》

2024年9月6日 12:24
県内在住70代女性が6600万円の特殊詐欺被害 警察官を名乗る男から「口座をすべて教えてください」などの電話があり…《新潟》

新潟県内に住む70代女性が現金6600万円の特殊詐欺被害にあいました。

新潟県警によりますと、特殊詐欺の手口のうち「オレオレ詐欺」の被害金額としては今年1月以降で今回が最も多いということです。

女性に対しては、ことし5月下旬、自宅に通信事業者の職員を名乗る男から電話があり、「あなたの電話が使えなくなります」などと言われました。

次に警視庁の警察官や検事を名乗る男から電話があり、「詐欺グループがあなたの口座で大金を動かしている。捜査のために口座を全て教えてください」と言われました。

女性は言われるがままに口座の情報などを伝えてしまい、その後も警視庁の警察官を名乗る男から複数回電話があり「口座残高が多すぎるものがあるので、別の口座に分けてください」などと言われ、女性は自分名義の複数口座に、指定された金額を振り込みました。

7月下旬に女性が口座から現金を引き出そうとしたところ残高がなくなっており、金融機関や警察に相談して詐欺被害と判明しました。

新潟県警によりますと、警察が電話で口座の暗証番号を聞き出すようなことはないとしています。

新潟県警や警察庁によりますと、被害にあわないためには「犯人と話さないことが大切」だとして、留守番電話や防犯機能付き電話の設定・設置などを呼びかけています。