自民党の総裁選挙は告示まであと6日となりました。先ほどから小泉進次郎元環境相が立候補会見を行っています。中継です。

午前11時から始まった会見は今も続いています。小泉氏は「決着、新時代の扉をあける」をキーワードに課題を解決する姿勢を強調しました。

自民党・小泉元環境相「今回の総裁選は自民党が本当に変わるか変えられるのは誰かが問われる選挙です。誰がやっても変わらない政治に期待しない声が多い中、自民党が真に変わるには改革を唱えるリーダーではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことです」

小泉氏は総理・総裁になればできるだけ早期に衆議院を解散するとして裏金問題について国民の信を問う姿勢を打ち出しました。

いわゆる裏金議員については「選挙で公認するかどうかを厳正に判断する」、「選挙で信任を得るまで要職には起用しない」などとしています。

小泉氏の強みは高い知名度と43歳の若さから来る「刷新感」で、小泉陣営の議員は、「国民の理解が必要な抜本的改革も、発信力のある小泉氏ならできる」と語っています。また、自民党内からは「自分たちが勝つために“選挙の顔”として適任」という声もよく聞かれます。

一方、弱みは、党役員や重要閣僚になったことがなく経験不足が指摘されている点です。党内からは、「論戦の中で、政策通のベテラン候補との差が出るのではないか」との指摘も出ています。

「改革」を前面に打ち出した小泉氏ですが、課題を解決する実行力や準備ができているのか、今後の論戦で問われることになります。