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7週連続で増加「手足口病」 例年なら減少傾向の時期に再拡大 県が感染対策を呼び掛け 《新潟》

2024年10月17日 15:52
7週連続で増加「手足口病」 例年なら減少傾向の時期に再拡大 県が感染対策を呼び掛け 《新潟》

おもに流行するのは夏場と言われ、例年この時期には減少傾向がみられる「手足口病」ですが、ことしは全国的にも増えていて、県内でも9月以降、患者数の増加が続いています。
県内では7週連続の増加となっていて、国立感染症研究所によりますとこの時期に感染が再拡大する動きは珍しいといいます。

県の感染症情報によりますと直近1週間(10月7日~10月13日)の1定点医療機関あたりの患者の報告数は、13.29人で、前週の10.42人から増加しました。
県は17週連続で「警報」を継続し、感染対策を呼び掛けています。

県内でことし最初に警報が出されたのは6月27日。以降、患者数は増加。8月下旬に1週あたりの患者数が3.53人まで減少しましたが、その後、7週連続で増加が続いています。
同時期の患者数としては、直近の5年でもっとも多くなっています。警報は、国の基準である定点あたりの患者報告数2を下回るまで継続されます。

「手足口病」はおもに子ども中心で夏場に流行しますが、大人も感染するとして、県は石けんと流水による手洗いをはじめ、タオルの共有を避けるなどの感染対策を呼び掛けています。