13.5mの津波想定の佐伯市 「食料品など備蓄を2倍に」ホテルの備え 防災を見直す機会に 大分
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の呼びかけは15日夕方終了しました。
今回の呼び掛けについて、災害時には津波の被害が想定される大分県佐伯市の反応を取材しました。
南海トラフ地震が起きた際、最大で13.5mの津波が押し寄せることが想定されている佐伯市です。
臨時情報の呼び掛けが終了したことについて街の人は…
◆ 佐伯市民
「一旦ほっとはしたけど、1週間くらいで安心ができるのかと言われると分からない。これを機会にずっと肝に銘じて(準備)しないと」
一方、こちらのホテルは地震後にキャンセルが相次ぎ、「残念」だったと話しています。
ただ、臨時情報の呼び掛けは防災について見直す機会になったということです。
◆佐伯セントラルホテル芦刈 邦彦 支配人
「きちんとした避難誘導、場所を従業員に徹底してお客様を安全に避難させることができるように従業員に伝えた。万が一の時に備えてホテルも色々な対策を進めていく」
従業員で防災対策を確認したほか、食料品や水などの備蓄を2倍に増やしたということです。
月末にかけての予約数は例年通りだということで、ホテルでは「宿泊客に安心して滞在してもらえるよう努めたい」と話しています。