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知人女性に暴行加え死亡させる 無職の女(58)懲役10年の実刑判決 大分

2025年1月20日 18:44
知人女性に暴行加え死亡させる 無職の女(58)懲役10年の実刑判決 大分

2023年、大分県大分市の自宅などで60代の知人女性に暴行を加え、死亡させたなどとされる被告の女に対し、大分地裁は20日、懲役10年の実刑判決を言い渡しました。

傷害致死などの罪で実刑判決を受けたのは大分市の無職・小森芳美被告58歳です。
判決などによりますと、小森被告は2023年8月、60代の知人女性に対し、自宅や由布市内の雑木林で頭や上半身を蹴るなどの暴行を加え、死亡させたなどとされています。

大分地裁で20日、判決公判が開かれ、辛島靖崇裁判長は「被害者を見下し、日常的に暴力や暴言を加える中、自分の意に染まない言動などにいら立って犯行に及んだ。自己中心的な意思決定は強い非難に値する」などと指摘。

その一方、弁護側が主張した父から受けた幼少期の虐待などで生じたパーソナリティ障害については「影響した面がある」と認定しました。
ただ、善悪の区別がつけられていることや暴力や暴言を加える相手を選んでいることなどから「影響を考慮するにしても限度がある」とした上で、検察側の懲役12年の求刑に対し、懲役10年の実刑判決を言い渡しました。
控訴について、弁護側は「被告と話して決める」としています。

最終更新日:2025年1月20日 18:44
    テレビ大分