「緩やかに回復している」景気動向 8カ月連続で判断据え置き 日銀大分支店「インバウンドも好調」
大分県内の直近の景気動向について、日本銀行大分支店は「緩やかに回復している」として8カ月連続で判断を据え置きました。
日銀大分支店によりますと、5月までの直近1か月の県内の景気動向について、全体の判断を8か月連続で「緩やかに回復している」としました。
「観光」については「宿泊客数がコロナ禍前とほぼ同じ水準まで回復し、インバウンドも好調だ」として回復基調が続いているとしています。
また「雇用者所得」については緩やかに改善傾向が続いているとしていて、今後も人手不足や物価高を背景にした賃上げが進み、この傾向は続く見込みだということです。
先行きについて日銀大分支店は、「海外経済やエネルギー・原材料価格の動きについて不確実性が高く、家計の消費などに与える影響を引き続き注視する必要がある」としています。