「これがお酒を飲んだ状態なのか…」酔った状態の視界を再現 大分市で飲酒運転根絶を呼びかけ
2024年、大分県内で交通事故で亡くなった人は24人です。
年間の過去最少は2023年の32人で、さらに少なくできるか残り20日が正念場です。こうした状況の中、11日から「おおいた冬の事故ゼロ運動」が始まりました。
県庁で開始式が行われ、取り組みが始まった2024年の「おおいた冬の事故ゼロ運動」。
飲酒運転の根絶のほか、自転車の安全利用の促進などが重点目標です。
県警によりますと、県内では2024年に入って10日までに1948件の交通事故が起き、24人が亡くなっています。
交通事故の年間の死者数の過去最少は2023年の32人。
死者数の推移を月別にみると、2023年は12月に6人が亡くなり、最も多くなりました。
2024年、過去最少を更新できるかは12月の取り組みが重要です。
「おおいた冬の事故ゼロ運動」は12月17日までで、期間中、警察は取り締まりなどを強化するということです。
一方、忘年会や新年会などでお酒を飲む機会が増える年末年始ですが、絶対にしてはいけないのが飲酒運転です。10日夕方、大分市中心部では「飲酒運転根絶」を呼びかけるイベントが開かれました。
その会場ではこんなものを使った体験が…。これは酔った状態の視界を再現する特殊なゴーグルです。つけると、周囲がぼやけて見えるなどして、動作にも影響を及ぼし、体験した人は飲酒運転することの怖さを実感していました。
◆体験した人
「ゴーグルをつけた時に一気にさっきまでできていたことが急に出来なくなるというのが、これがお酒を飲んだ状態なのかと思うと怖い」
飲酒運転をした場合、ドライバーには5年以下の懲役または100万円以下の罰金などの厳しい罰則が科されます。
飲酒運転はしない、させないを徹底しましょう。