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支援学校での給食事故 再発防止に向けて亡くなった生徒の遺族と大分県の協議始まる

2024年7月26日 19:33
支援学校での給食事故 再発防止に向けて亡くなった生徒の遺族と大分県の協議始まる

2016年、大分県別府市の支援学校で生徒が給食をのどに詰まらせて亡くなった事故を受けて、再発防止に向けた遺族と大分県の協議が26日、初めて行われました。

◆亡くなった郁香さんの母 林香織さん
「こういう場を設けることが出来て良かったなという思い」

2016年、別府市の県立南石垣支援学校で重度の知的障害がある林郁香さんが給食をのどに詰まらせ亡くなりました。

遺族が県に損害賠償を求めた裁判では2024年3月、学校側の見守り義務違反と死亡との因果関係を認めた判決が確定しています。

◆TOS鹿島佑里記者
「南石垣支援学校の給食事故について、再発防止策に向けてこれから初めて遺族と県の協議が始まります」

この協議は遺族が事故後要望していました。遺族は事故を受けて作成された給食中の指導マニュアルを一般に公開して欲しいなどと訴えたということです。

◆亡くなった郁香さんの母 林香織さん
「何をしても(郁香さんは)戻ってこないが、せめて今後起こらないようにここまでやれたよということが言えるまでまだまだだと思っている。きょうから協議が始まったので頑張っていきたい」

協議は今後も行われ、県は協議内容を再発防止策に反映させたいとしています。

    テレビ大分