“自宅の備蓄は最低限3日分” “いつでも持ちだせる場所に” 防災士に聞く「日ごろからの地震の備え」
南海トラフ地震臨時情報が発表される中、私たちは巨大地震にどう注意したらいいか、防災についてシリーズでお伝えします。
今回は防災士に家庭での備蓄について聞きました。
8月8日に起きた宮崎県沖の日向灘を震源とする地震。
これを受けて、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表され、今、「日ごろからの地震の備え」について、再確認するよう呼びかけられています。
では、私たちはどのような備えをしたらいいか、日本防災士会県支部の小山田知司さんに聞きました。
◆防災士 小山田知司さん
「政府の定めている基準で3日72時間、自力で避難してほしいと。そうすれば3日あれば、政府が助けに来るだろうと。こういう方針」
大規模な災害となると、すぐに救助や支援を受けられなかったり、電気や水道などのライフラインの復旧に時間がかかる恐れがあります。
そうした事態に備えるため、食料や水は1人あたり最低限3日分の量を各家庭で備蓄してほしいと話します。
また、携帯電話を充電するためのモバイルバッテリー、手や体を拭くことができるウェットティッシュなども備えてくともしものときに便利です。
ほかにも…
◆防災士 小山田知司さん
「(夏は)冷却タオル、あと瞬間冷却グッズ。冬はカイロがとても役に立つ」
暑さや寒さをしのげるグッズの備蓄もおすすめです。
さて、こうした備蓄ですが、袋にまとめて入れて、「いつでも持ちだせる場所」に置いておくことも大切です。
◆防災士 小山田知司さん
「(家の)端っこの方に置いておくと、倒壊とかあった場合は取れなくなってしまうので、周りに物がないようなところに準備しておくといいと思う」
もしもときのための家庭での備蓄。
この機会に改めて見直してみましょう。